収納スペースをスタイリッシュに。目隠しカーテンの種類や選び方、注意点をチェック

「家の中の収納スペースがごちゃっとして見えてしまう」「ものが多く見えてしまう棚をすっきりさせたい」そんなお悩みはありませんか?
せっかく綺麗に物を収納しても、ふとした瞬間に目に触れると雑多な印象を抱いてしまうこともありますよね。
今回は、そんな収納スペースをスタイリッシュに見せてくれる目隠しカーテンについて、特徴や選び方、取り入れる際の注意点を解説します。
収納スペースだけでなく家の中の間仕切りとして使う方法や、おすすめのアイテムも合わせてご紹介します。
自宅の中には、生活感を強く隠したほうがおしゃれに見える場所や、散らかっていて他人に見せたくない場所が多くあります。そのような空間を、設置するだけで簡単に隠すことができるのが目隠しカーテンです。
まずは、目隠しカーテンを取り入れるメリットを確認しましょう。収納スペースの目隠しのみならず、さまざまな機能を持つカーテンの魅力をご紹介します。
扉がついていないタイプのシェルフや収納家具は、物が詰まっているように見えるので、どうしても生活感がでてしまいます。
ミニマルなインテリアがお好みの場合やすっきりとしたお部屋にしたい時は、扉の代わりに目隠しカーテンを設置するといいでしょう。
使い勝手を損ねずに視線を遮ることができるので、ちょっとした模様替えとして取り入れやすいのも嬉しいポイントです。
収納スペースの目隠しとは異なる用途として、間仕切りとしての目隠しカーテンもおすすめです。
限られたスペースでも、目隠しカーテンを使えばテレワーク用のスペースを確保できます。
ワンルームなどのコンパクトな空間では、集中して仕事や勉強をする時もリラックスして過ごす時も、同じ空間で時間を使うケースが多いですよね。
間仕切りとしての目隠しカーテンを取り付けることでパーソナルスペースが生まれ、効果的に空間を活用することができるようになります。
扉がないお部屋と廊下の間仕切りとして活用すれば、エアコンの空気が空間にとどまりやすくなるのも、目隠しカーテンを設置するメリットです。
メゾネットタイプのお部屋などでは、各フロアにある階段部分が空気の通り道となり、冷暖房の効果が下がるケースがあります。
目隠しカーテンを取り付けることで、冷暖房効率の向上も期待ができますので、空調を使うことが多い季節に一時的に取り入れるのもおすすめです。
目隠しに適したアイテムには、一般的な布製のカーテン以外にもブラインドやロールスクリーン、シェードなどさまざまな種類があり、マルチカバーといったファブリックも活用できます。
以下では、目隠しに適したカーテンやファブリックの種類を5つピックアップいたしました。種類ごとに異なるメリットがあるため、それぞれの特徴を押さえて最適なアイテムをセレクトしましょう。
目隠しに布製カーテンを利用するメリットは、お部屋のインテリアに合わせたおしゃれなコーディネートを実現できることです。
色やデザインが豊富なので、たくさんの選択肢からお好みの雰囲気にマッチするカーテンをお選びいただけます。アコーディオンカーテンのように、ジャバラ状に折りたたんで開閉でき、広い空間を仕切れるタイプも見られます。
なかには「遮光」や「遮熱」などの効果が期待できるタイプもあるため、快適な空間創りを目指す場合は機能にも注目してみるとよいでしょう。
ウォッシャブル生地のカーテンであればご自宅でのお洗濯が可能で、いつも清潔にご愛用いただけます。
▼オウミノアサ ドレープカーテン
[https://wardrobe-sangetsu.jp/collections/drape-curtain/products/ouminoasa-drapecurtain?variant=46123882283243]
豊かな自然に恵まれた、琵琶湖周辺の湖東地域で作られる「近江の麻」は、日本でも有数の麻のブランドです。上質な麻のカーテンは、リネン特有の軽やかな印象で取り入れやすいのが特徴です。豊富なカラーバリエーションで、お部屋のテイストに合わせて自由なスタイリングを楽しむことができます。
▼リネンライクコジー ドレープカーテン
[https://wardrobe-sangetsu.jp/collections/drape-curtain/products/linenlikecozy-drapecurtain?variant=46136609898731]
お手入れのしやすさが魅力のポリエステルを使用し、リネンのようなナチュラルな風合いを表現したドレープカーテンです。収納スペースをすっきりと見せてくれるシンプルなデザインで、少ない面積で取り入れやすいスタンダードな一枚です。
▼シルキーリフレイン レースカーテン
[https://wardrobe-sangetsu.jp/collections/lace-curtain/products/silkyrefrain-lacecurtain?variant=46144792494315]
花粉キャッチ機能を有する生地で作られているため、レースカーテンながら目が細かいため遮像効果もあり、収納スペースの目隠し用途にもおすすめです。清潔感溢れるホワイトがお部屋をすっきりと明るい印象にしてくれます。
オフィスでよく見かける「ブラインド」は、光の入りを細かく調整しやすい点が魅力です。スラット(羽根)をほどよく開けば光の量を抑えながらも風を通すことができ、閉じれば外からの視線を完全に遮断できます。
素材としてはスタイリッシュなアルミ製が一般的ですが、木製や布製などナチュラルな印象のタイプも。アルミ製は水に強く、木製や布製はおしゃれなお部屋を演出しやすいメリットがありますが、どちらもお手入れに手間がかかる点に注意が必要です。
ロール状の布をチェーン(またはコード)によって上げ下げする「ロールスクリーン」も、目隠しにぴったりなアイテム。片手でも簡単に開閉できることはもちろん、すべての布を巻き取るとコンパクトにおさまり、圧迫感が少ない点も魅力です。
取り付け方法としては「ねじ止め式」と「突っ張り式」の2パターンが主流ですが、設置場所によっては適さない場合もあります。取り付け可能かどうかを事前に確認してから導入に踏み切ることが大切です。
コードや紐を操作して上下に開閉する「シェード」は、裾から生地を畳み上げるタイプのカーテンです。紐を引っ張るだけで簡単に開閉できることから、高い場所や階段の窓際などに設置するのに向いています。
サイドに生地が溜まらないため、スッキリと仕上げたい場所に取り入れるとよいでしょう。ただし、上部まで生地を上げなければ人が通りづらいことから、ベランダやお庭に面した掃き出し窓ではなく、腰窓や小窓で利用されることをおすすめします。
「マルチカバー」や「マルチクロス」などと呼ばれる布も、お部屋の目隠しに最適です。吊るす、掛けるなどの多様な使い方でご活用いただけます。突っ張り棒やクリップなどと組み合わせれば、カーテンレールがない窓や収納ラックの目隠しなどにぴったりです。
また、大きめの布であればピアノやソファにさっと掛けるだけでも、目隠しや汚れ防止に役立ちます。小さめの布なら、パソコンやテレビのカバーとして使用すれば、目隠しや汚れ防止にも役立ちます。
▼ウィンドウぺーン マルチカバー
[https://wardrobe-sangetsu.jp/collections/multi-cover/products/windowpaine-multicover?variant=46060073550059]
シンプルなチェック模様がおしゃれなマルチカバーです。清潔感のあるホワイトの生地に、黒の系を重ねることで奥行きのある模様を実現しています。クリップなどでハンギングできるので、ちょっとした戸棚の目隠しや、シェルフのカバーとしてもお使いいただけます。
▼ノスタルジーチェック マルチカバー
[https://wardrobe-sangetsu.jp/collections/multi-cover/products/nostalgycheck-multicover]
優しい色合いのチェック模様は、明るいホワイト・柔らかなベージュ・落ち着いたベージュ・上品なネイビーのカラーで表現されています。収納スペースの目隠しとしてだけでなく、テーブルクロスやソファカバーとしても使える、まさにマルチなカバーです。
▼エアリーキャンバス マルチカバー
[https://wardrobe-sangetsu.jp/collections/multi-cover/products/airycanvas-multicover?variant=46055834910955]
杢糸ならではの味わいのある色合いと素朴でやさしい素材感が特長のアイテムです。麻とコットンを組み合わせたミックス生地で、リネン風の軽やかな風合いとコットンの柔らかさが魅力的。主張しすぎない穏やかなカラーは、さりげなく収納スペースを隠しながらお部屋にナチュラルなムードをプラスしてくれます。
目隠し用のカーテンやマルチカバーは、設置したい場所の用途やお部屋の雰囲気に合わせて選ぶことが大切です。ご紹介するポイントを参考に、快適でおしゃれな目隠しカーテンを取り入れましょう。
さりげなく収納スペースを目立たなくするために、シェルフや戸棚を覆うカーテンはぴったりのサイズを選ぶようにしましょう。
丈や幅が短いとかえってだらしない印象に。反対に大きすぎるカーテンを使うと、かえって使い勝手が悪くなってしまいます。
サイズオーダーできるものは収納スペースに合ったサイズで購入するといいでしょう。
マルチカバーを用いる際は、折り畳んだりギャザーを入れて調整するのがおすすめです。
使い勝手の良い目隠しカーテンを選ぶためには、設置場所の特徴や用途に注目するのがコツです。たとえば、強い日差しが気になる窓には遮光機能付きのカーテンを用意するとお部屋の快適性が高まります。
また、油の飛び跳ねや匂い移りが気になるキッチンには、お手入れがしやすいようにウォッシャブル機能があるものや手洗いできるタイプがおすすめです。さらに、手で開閉しなくても通れるようにカフェカーテンを2枚並べたり、スッキリしたデザインのものを選んで清潔感を演出したりといった工夫をされるとよいでしょう。
屋外に面していて外部からの視線が気になる場所や、冷気や熱気を受けやすい場所なら、ミラーカーテンや厚手のドレープカーテンが適しています。お部屋の間仕切りとして使用する場合も、遮熱性があるカーテンを選ぶことで、冷暖房効率のアップも期待できます。
もしも湿気が多い洗面所に目隠しを取り付けるなら、撥水加工のカーテンやマルチクロスを。ただし、シャワーカーテンのようにお風呂場に取り付けたい場合は、耐水や防カビ加工が施された浴室専用の素材でできたものが向いています。
生地の雰囲気をお部屋のインテリアに合わせることも、目隠しカーテン選びにおいて大切なポイントです。目指したいインテリアスタイルを意識しながら、素材や色、デザインにもこだわるとよいでしょう。
たとえば、小窓を目隠ししてカフェのような雰囲気に仕上げたい場合には、カジュアルなこなれ感を演出できるチェック柄のカーテンがおすすめ。家具や家電の目隠しとして、麻素材のマルチカバーをさらりと掛けてもおしゃれです。
ナチュラルな印象を好む場合には、アイボリーやホワイトといった優しい色合いのカラーやレース生地のタイプを。逆にビビッドな色味や個性的な北欧デザインのタイプは、お部屋のアクセントとして目隠しカーテンを取り入れたい場合におすすめです。
目隠しカーテンを設置することで、生活に支障が出たり、お部屋の雰囲気が逆に悪くなってしまったりする可能性もあります。設置する際は、以下のポイントに注意することが大切です。
こだわりの目隠しカーテンを取り入れれば、お部屋の快適性やインテリア性を高められますが、小窓や戸棚、間口など、必要以上に取り付けると見た目が悪くなる可能性があります。見せる部分と隠す部分のメリハリを付けることが大切です。
同じ空間で複数個所に目隠しカーテンを取り付けたい場合は、使う生地を統一するとよいでしょう。色やデザインが異なる生地はアンバランスな印象になりやすいため、同じ生地でまとまりのある空間に仕上げることがポイントです。
シェードやロールスクリーンを取り付ける場合や、突っ張り棒を用いて目隠しカーテンを設置する場合は、取り付け可能かどうかを考慮して取り入れることをおすすめします。不適切な場所に設置したり、突っ張り棒に対して生地が重すぎたりすると、カーテンを使用中に落ちてくる恐れがあるため注意が必要です。
また、目隠しや間仕切り用に設置したカーテンが、ドアの開閉や人の動きを妨げ、わずらわしさを感じることも考えられます。目隠しカーテンを設置する前に、邪魔にならないかを確認しておくことがポイントです。
目隠しカーテンはお部屋の間仕切りや収納スペースの目隠し、テレワーク用スペースの確保など、さまざまな効果が得られるアイテムです。冷暖房効果のアップも期待できるので、扉のないお部屋と廊下を仕切る用途にも適しています。
ただし、目隠しカーテンを設置したことが理由で、空間の雰囲気が悪くなったり、動きにくさを感じたりする可能性もあります。設置場所の特徴や用途、お部屋の雰囲気に合わせて取り入れることがポイントです。場所によっては突っ張り棒をレール代わりに設置してカーテンを取り付けたり、マルチカバーを用いた手作りのカーテンを取り入れたりなど、工夫次第でさまざまなアレンジをお楽しみいただけます。
今回ご紹介した注意点も参考にしながら、目隠しカーテンを取り入れたおしゃれな空間創りを目指してみてはいかがでしょうか。